目次

 デビュー直前で命を絶ったアイドル  

遠藤康子 17歳の生涯

セピア色のひみつ

 

雑誌『オリーブ』モデルとして

栗尾美恵子人気を二分し

 

中山美穂ライバルとして

その存在を恐れ

 

岡田有希子その死に様に

魅せられた伝説的アイドル

30年目の真実。


 

プロローグ 下町の太陽

 

第1章 1986年春 二人のアイドルの自殺

 

岡田有希子事件の衝撃

遠藤康子とは何者なのか

マスコミお披露目の日

遠藤康子のキャッチフレーズは「セピア色のひみつ」

新聞の片隅に載った遠藤康子の死

お祭り少女

ママ、行ってらっしゃい

キミだけ来てくれ

 

第2章 星くず姉妹 

 

中山美穂が語った2つ年上の姉的存在

親友が亡くなった日に1日署長をしていた中山美穂

遠藤康子をプロデュースしたのはセイントフォーを手がけた橋幸夫

涙の告別式

 

第3章 クロスロード

 

『毎度おさわがせします』放映翌日

小金井で語られる中山美穂伝説

中山美穂をスターダムの座へと押し上げた『森のどか』役

中山美穂が所属していた謎の事務所『アイズ』

遠藤康子は中山美穂といっしょに『アイズ』に移籍していた

『森のどか』は遠藤康子が演じていたかもしれない

バーニング陰謀説 

 

第4章 ボーイフレンドたち

 

恋人だと認知されていたK大学生のTくん

消えたミュージシャンの同級生Gくん

暴走族交際説

母子家庭のバラード

霧のベールに包まれた遠藤康子

ママ、ごめんね

遠藤康子の愛読書は大藪春彦

 

第5章 IN THE DISTANCE

 

遠藤康子が生歌を披露した場所

意外性に満ちていたデビュー曲『IN THE DISTANCE』

B面は『テレフォン』

消えた原盤 リバスター音楽産業の倒産

 

第6章 岡田有希子という悲劇

 

ユッコが語っていたヤッコの死

新宿と渋谷の映画をハシゴした自殺の前日

兄と妹のような関係

午前3時 新宿歌舞伎町

夜明けの成城学園前駅

自殺未遂の誤算

死の連鎖

 

第7章 ひとりただくずれさるのをまつだけ

 

女性芸能人で初めて投身自殺した遠藤康子

夭折詩人・岡真史との類似点

戦前戦後に存在した美人薄命という自殺動機

どうしたらカッコよく死ねるか

 

エピローグ デロリアンが旅立った日に