当サイトの「1990年〜1999年デビュー順」は管理人が編集長を務めた「お宝ガールズ」2009年7月号における「1990〜1999 CDデビュー 追憶のカレンダー」に大幅な改訂・加筆をしたものです。
(もし、他のサイト、ブログ等でよく似た文章を見つけたら「お宝ガールズ」2009年7月号から引用した可能性がございます)
アイドルには音源化作品(レコード、CD)を初めて発売した日をデビュー日と定め、
その日を「日本レコード大賞・新人賞ノミネート対象者」の規定する期間(10月21日〜翌年10月20日)に当てはめて「年度分け」する方法があります。
いわゆる「花の82年組」と呼ばれるような「〜年組」というやつです。
ちょっと学校の学年制度と似ています。
当サイトは「90年代以降のアイドル」に関してはレコ大に準じた「〜年組」でカテゴライズしておりません。
レコ大に準じた「〜年組」の法則でいくと1990年元旦に歌手デビューした和久井映見は「89年組」となり、ひいては「和久井映見は80年代アイドル」という言い方もできます。
作り手がわざわざ90年代の最初の日にデビューさせたのに「89年組」と呼ぶなんて違和感ありありです。
とはいっても、私は「〜年組」という言い方はノスタルジーがあって大好きです。
70〜80年代は所属事務所、レコード会社がタッグを組んで年末の賞レースに躍起になっていたので「〜年組」という呼び名はリアルで正しいと思います。
昔はアイドルの人数も限られシンプルでした。
しかし、90年代に入るとレコード大賞最優秀新人賞を獲ることがアイドル、作り手、ファンとってステイタスでなくなり、同期のアイドルが揃ってテレビで歌うという光景も激減しました。
以上のことから管理人は90年代以降のアイドルを「〜年組」と括るのをやめております。
そもそも「CDを初リリースした日をデビュー日」と決めること自体がおかしいのかしれません。
CDを出さずにグラビアでデビューしたアイドル、最近はいきなりエロDVDを出してそれで終わりっていうアイドルも増えました。
何をもってアイドルとするか、どの媒体をもってデビューと規定するのか....頭が痛い問題です。
そこまでマニアックかつ厳密にいくとサイトが成り立たないのである程度の矛盾はお許しください。
“アイドル黄金期”と呼ばれた80年代に比べると、90年代は“アイドル氷河期”だったとよく語られます。
私は90年代が氷河期だったとは思いません。
ただし、振り返られることがあまりに少ないな、とは思います。
その理由は8cmシングル(いわゆる短冊CD)でリリースされたものが多いのが原因だと思われます。